旅日記 最終日

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今日は、土庄町の空き家を2軒見に行く。宿に別れを告げ、朝一のバスに乗り土庄町役場に向かう。

待ち合わせの時間に、土庄町役場へ。

車を出してくれて、すぐに2軒内見に行く。どれもリノベせずにそのまま住める綺麗な物件だ。小豆島の中心街からすぐの物件もある。しかも下水道通ってて、お風呂も全部新品。歩いて5分で役所もスーパーもホームセンターもある。なんとも魅力的。住みやすそ〜!

でも、ふと我に返る。

便利なとこに住みたいわけじゃないと。今住んでる横浜の方がよっぽど便利だし、わざわざ小豆島に引っ越してきて今とあまり変わらない環境(いや、今より不便か)にするのは意味わからない。

なんで、都会を出たいのか。と原点を振り返る。

私達は自分の手で生きることをしたくて、都会から離れたいんだった!

うん、もう決めた!

決めたぞ!!

坂手だ。

自分たちの手で街や文化を作れる環境がある。面白いと思えるものが一緒の仲間がいる。新しい文化を作れるワクワク感。そんな楽しそうな大人達を見て、育つ子供達が沢山いて。なんて豊かで温かくて幸せなんだ。

よし!

作って行こう私達の居場所を!

と決心を固め、夫とLINEしながら岡山行きのフェリーに乗り込む。

今夜、旅の話をして2人で最終確認をしよう。

フェリーの出港時間になり、フェリーがどんどんと島から離れていく。寂しい。

先日の東郷清丸匚の音源を聴きながら、海を眺める。私の大好きな曲「明日の讃歌」になる。

普通の生活。家族それぞれが、遊んで、食べて、寝て。私達が思う「当たり前の生活」を現実にするために、都会から離れてみようと誓った。

やっと見つけた!という安心感なのか、ただ寂しかったのか、目頭が熱くなり涙が出そうになる。いつの間にかもう大事な場所になっているようだ。

ぼーっと海を眺めながら数時間。

すぐなら岡山に着いた。

岡山の駅前も少しみて行くかと思い、駅前のショッピング街に寄ってみる。

もうここは新宿か?と思うぐらい品揃えと明るさとで目がチカチカした。

お弁当を買って新幹線へ。

どんどんと都会に近づく。あっという間だ。小豆島にいたのが夢のような時間に感じる。

これから、夢のような時間が日々に変わるのか…楽しみだ…!

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